皮から革へ 鞣し

これで実は3度目になりますでしょうか?
HPが切替わったりする度に書いておりますが、今回は今までの課題であったブログとコラムの1本化をやりましたので、今までのような僕の個人的な駄文ブログにならないよう、コラム的な事も書く気持ちになれるよう色々と取り組んでみました。
きっと今回こそは脱駄文です 多分…

鞣し(なめし)とは何か

恒例ですが、まずは革からでしょう!!
と言っても以前ほど革製品が多くない状況で少し寂しいですが、きっとこれから増えます!!マジで。

本題です。誰もご存知な事ではありますが、世の皮革製品は生き物の肉から皮を剥いだ状態(原皮)から数々の工程、加工を重ね、製品に生まれ変わっていくわけです。その工程の中で、世に送り出す為に必ず行われている作業が鞣し(なめし)で御座います。

読んで字の如し

鞣しとは、文字の通りの加工でもあり、皮を柔らかくする加工でもあります。
原皮の状態そのままですと皮ですから腐ってしまいます。そして乾燥するとカチカチになってしまいます。
それを、薬品や植物油等を使い、防腐処理を行い、柔らかくさせ、製品として十分な耐久性を与えていくわけです。
その過程を『鞣し(なめし)』と呼び、それを行い革を作る人達を『タンナー』と呼びます。
ご存知の方も多いと思いますが、僕の住む栃木県にも国内では超有力なタンナーが御座いますね。タンナーの中でもレアなタンナーさんです。

辞書では

英語辞典を引くとナカナカ面白いですが、『SKIN(スキン)』=『皮膚』、『LEATHER(レザー)』=『なめし革』と出てきます。ですので、『皮』から『革』へ のタイトルで間違い無い部分でもありますね。ちなみにこんな感じタイトルは多いし、この手を書くとその度に転用されるのが残念です。2度目の時はアレンジした部分も転用されましたし。
今回はほんの少ししか変化球に出来ないのが苦しいトコロです₍汗₎

おまけ豆知識

先ほど辞書では『SKIN(スキン)』=『皮膚』、『LEATHER(レザー)』=『なめし革』と書きましたが、タンナーの人達は面積の小さい皮を『スキン』、大きい革を『レザー』『ハイド』と呼ぶと随分前に聞きました。
例えば、ピッグスキン(豚革)、ディアススキン(鹿革)、ラムスキン(羊革)等は小さいですよね?牛とか馬は半裁と言って1頭の半分が多いのですが、ピッグやディアは1頭分で出たりします。背割りせずに済むものがスキン、要背割りがレザー、ハイドな傾向があるのかも知れませんね。
牛はカウハイド、カウレザーと呼ばれるものの、カウスキン…は聞いた事が無いですし、ホースも同様です。

更に余談ですが、タンナーによっては背割り無しで牛も馬も鞣す事が可能なんです。超大物作るのに必要らしいです。

次回も不定期で書きます。
ではでは

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