鞣し(なめし)の種類

前回なめしの簡単な説明は書きましたので、今回はななめしの種類のお話。
僕はタンナーでは無いので全てのなめしはかけませんので大まかに・・・

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代表的ななめしはタンニンとクロム

前回なめしとは「薬品や植物油等を使い」と書きましたが、そのなめし剤によって名称が異なっていきます。その中でも代表的なモノが【タンニンなめし】と【クロムなめし】です。
一般的に多いのは【クロムなめし】なのですが、クローズアップされる事が多いのは【タンニンなめし】ですので、タンニンなめしのほうが耳にする事が多いかも知れません。【ベジタブルタンニング】【ベジタブルタンド】とか呼ばれる革は植物タンニンなめしの事です。このアタリはまた別の機会に書きます。

他にも様々ななめしがある

大凡は【タンニンなめし】と【クロムなめし】になりますが、他にも様々ななめしが存在します。例えば以前プランツでも使っていましたが【アルミなめし】鉱物系のなめしで、透明度の高い光沢が出るので複合で使われていました。
他にも【油なめし】とか【明ばんなめし】とか、最近少しだけクローズアップされてる?【白なめし】とかがあります。ちなみに白なめしは日本古来のなめしだったような・・・。

2種類以上のなめし剤を使うコンビなめし

前述のように一般的に多いのはクロムですが、クロムとタンニンの複合とか、タンニンとアルミの複合とか、2種類以上のなめし剤を使うなめしを【複合なめし】【混合なめし】【コンビなめし】等と呼びます。
なめしはそれぞれにメリット、デメリットが存在するので、それを補う為の手法です。
現在、スリーレッグスの革ジャンもクロムとタンニンのコンビですね。

ではでは次回はもう少し掘り下げて書きたいと思います。

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